フローリングのキャスターのへこみ補修方法と傷を付けない対策を解説

フローリングのキャスターのへこみ補修方法と傷を付けない対策を解説

フローリングが住宅床材の主流となって久しいが、傷やへこみが付きやすい床材であることは皆さんもよく承知していることだろう。

しかし、意外と忘れがちなのがキャスター椅子の存在だ。

ほとんどの家庭でデスクワークを行う際、キャスター椅子を使用していると思うが、キャスター椅子が移動する範囲のフローリングに傷やへこみはできていないだろうか?

今回は、キャスター椅子によるフローリング損傷の補修方法や傷防止対策を解説する。

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フローリングはキャスター椅子に弱い!

フローリングはキャスター椅子に弱い!

キャスター椅子は、立ったり座ったりするときや掃除のときにも、作業性に優れ大変便利なため家庭でもオフィスでも一般的に採用されている。

しかし、フローリングとキャスター椅子との相性が良くないということはご存じだろうか?

近年はキャスター椅子にも対応可能とする、表面を強化したフローリングも提供されているが、一般的なフローリングでのキャスター椅子の使用には、メーカーからも注意喚起されている。

中には、「キャスター椅子の使用は不可」とはっきり禁止している商品もある。

特に、柔らかい材質(スギやパインなどの針葉樹)の無垢フローリングはへこみやすい。

フローリングなどの木質系床材は一部分に圧力がかかることに弱く、長時間同じ箇所に加重するとへこみを起こす。

また、キャスターの種類にもよるが、移動により表面塗装を傷付けることも多い。

そのため、知らず知らずのうちにキャスターで移動する部分が傷だらけになっていたということも少なくない。

 

賃貸は注意!損傷が酷い場合は敷金が戻らない可能性も!

賃貸は注意!損傷が酷い場合は敷金が戻らない可能性も!

賃貸住宅のフローリングは、表面強化された比較的安価な複合フローリングが多く採用されているため、キャスター椅子でも傷が付きにくくなっているが、フローリングによってへこみや傷が付きやすいものもある。

また、キャスター椅子の使用の仕方によっては大きく損傷する場合もある。

賃貸物件では原状回復義務があるため、賃借人がフローリングを通常の使用を超えるような使用により、大きく損傷させてしまった場合は、退去時に補修費用を支払う義務が発生する(一般的には返済される敷金から差し引かれる)。

損傷が酷い場合には敷金が戻らないことも考えられるため、退去時のトラブル回避のためにも、キャスター椅子を使用する場合は注意しておくことをおすすめする。

 

フローリングのキャスターによるへこみや傷の補修方法

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キャスター椅子の使用による比較的小さなへこみや傷は、自分で補修することも可能だ。小さなへこみや引っかき傷の補修方法を以下に紹介する。

 

小さなへこみの修復方法

小さなへこみの補修方法は以下のような方法で簡単に元通りにできる。

これは、無垢フローリング(オイルやワックス仕上げのみ)に対応できる。

・濡らした布やタオルをフローリングのへこみ部分に置き、アイロンを当てる。

・スチームアイロンを使用する場合は濡らして硬く絞った布やタオルの上から当てる。

・フローリング表面に傷がなくへこみだけの場合は、へこみ部分に針を数か所刺し、水滴を垂らしてフローリングに浸み込ませてから布を被せアイロンを当てる。

上記のどの方法もへこんだ箇所が膨らみ、元に戻るまで数回繰り返すようにする。

もし、無垢材ではなく複合フローリング(UV塗装やウレタン塗装)であれば、市販キットでの凹み補修も紹介している下記の記事をご覧いただきたい。

「フローリングへこみを綺麗に補修!DIY方法と業者依頼のメリットも解説」

https://www.toju-repair.com/2019/02/14/flooring-hekomi-repair/

 

表面の引っかき傷の補修方法

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フローリング表面に付いたキャスターの引っかき傷は、フローリング用傷隠しクレヨンで簡単に補修することができる。

補修方法や手順を以下に解説する。

①フローリングの色に合った補修用クレヨンを選び、傷に擦り込む(寒冷時に使用の場合はドライヤーで少し暖め柔らかくすると擦り込みやすい)。

②ヘラなどを使用して盛り上がったクレヨンを傷に平行にすき取る。

③乾いた布で傷の周囲を拭き取る(傷の上は強く拭き取らないように注意する)。

④傷を補修した後ワックスを塗布すると傷が目立たなくなる(必須ではない)。

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えぐれた傷の補修方法

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えぐれた傷には、補修キットを使用して補修する。手順は以下の通りだ。

①傷部分の埃やゴミを除去する

②温めた電気コテに、フローリングの色に合ったスティックを選び当てて溶かす。

③溶かしたスティックを傷に流し込み、やや盛り上がる程度傷に埋める。

④カラースティック除去クリーム(耐熱保護剤)を埋めた部分(広め)に塗る。

➄電気コテで盛り上がった余分なカラースティックを取る(コテ先を45度くらいに埋めたスティックに当て手前に引いて余分なスティックを取り除く)。

⑥傷が平らになったら、付属のスチールウールで軽く拭き、余分な光沢を取り除く。

⑦付属のペンで木目を描く。

 

大きな傷やへこみは迷わずリペア業者に相談!

大きな傷やへこみは迷わずリペア業者に相談!

誤ってフローリングに大きな傷やへこみを付けてしまった場合や、傷やへこみが広範囲に広がっている場合などは、迷わずリペア業者に相談してみよう。

素人のDIYで最も難しいのが修復する部分と他の部分とのカラー調整だ。

よく似た色だと思って選んでも、補修した部分だけが目立ってしまい、DIYがまるわかりになったということは珍しくない。

また、傷の程度やフローリングの種類によって補修方法は異なってくるため、フローリングの種類を見分けながら最適な補修方法や補修材を選定することも素人には難しいといえる。

また、賃貸住宅の場合はDIYそのものが禁止されている物件も多い。

賃貸住宅だからどうせ退去時に修復費用が負担になると諦めて、放置しておくのもおすすめできない。

傷やへこみを放置すれば、傷やへこみ部分からこぼした液体などが滲み込み、フローリング表面の化粧合板の剥がれや損傷の拡大につながるからだ。

そうなれば、当然のことながら修復費用も高額になり、返済される敷金では足りなくなることも考えられる。

フローリングの傷やへこみは酷くならないうちに補修することが、費用を抑えるためにも最善策といえる。

 

リペア職人による修復事例

 リペア業者に依頼する最大のメリットが仕上がりの違いだ。

かなり大きくはっきりとした損傷でも、リベア後はまるで魔法のように損傷が消えて無くなってしまう。

ちょっと大袈裟だと思う人は以下のリペア事例の画像をご覧いただけば納得していただけるだろう。

【修復前】

【修復前】

【修復後】

【修復後】

【修復前】

【修復前】

【修復後】

【修復後】

 

傷防止!キャスター椅子を使用するなら対策を!

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キャスター椅子を使用する場合は、まだ傷が付いていないうちにフローリングの傷防止対策を行うことをおすすめする。

傷防止対策には敷物などでフローリングを保護する方法と、キャスター自体を傷が付きにくいものに替える方法とがある。

 

敷物などでフローリングを保護

 

最も簡単なフローリングの防傷対策は、キャスター椅子の下に敷物などを敷くことだ。

さまざまな商品がある中で、おすすめの商品を以下に紹介する。

【Bauhutteデスクごとチェアマット】

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キャスター椅子の部分だけでなく、デスクごとカバーできるタイプの大判マット。重量のあるデスクの脚によるフローリングのへこみからも丸ごと保護できる。

また、フローリング柄のため、既存のフローリングにも溶け込みやすくおしゃれ!

防傷対策だけでなく、椅子の移動時に床に伝わる音を軽減させる防音効果もある。

【デスクカーペット】

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お子様の勉強机の下なら、こんなパステルカラーのマットがピッタリ!

汚れや傷の防止の他、夏の足のベタツキや冬の防寒対策にもなる。毛足が短いため掃除も楽に行えるだろう。

 

傷の付きにくいキャスターに替える

近年は傷の付きにくいウレタンキャスターを使用している椅子も多く販売されている。マットやシートを敷くのに抵抗のある人は、ウレタンキャスターを使用した椅子を選ぶこともできる。

また、既存のキャスター椅子でも、キャスターだけをウレタンキャスターやゴムキャスターに交換することも可能だ。

椅子までは買い替えたくない人はキャスターの交換をおすすめする。

【オカムラ オムネス スマート フィット リクライニング エラストマータイプ ブラックフレーム 樹脂脚 ウレタンキャスター】

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キャスターがウレタン製になっているため、フローリングに傷がつきにくく移動もスムーズ。こんな椅子があればフローリングの損傷は気にせずデスクワークに集中できるだろう。

【オフィスチェア交換用イスキャスター】

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ポリウレタン製のタイヤで、耐久性と柔らかさを両立。スムーズに回転することができ、騒音が無いこともメリットだ。

直径11mmの穴であればどのような椅子にも簡単に取り付け可能。オフィスチェアやパソコンチェアだけでなく広い用途に使用できることも魅力だ。

1個のキャスターで最大80kgの耐荷重があり、5個で400kgと高荷重に耐えられる。

【offereeウレタンキャスターOAオフィスチェア用ホイール】

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こちらの商品は、ゴムとウレタンでつくられたキャスターで、床に傷が付きにくい双輪になっている。差し込み式で取り付けも簡単!既存のナイロンキャスターからの交換もスムーズに行える。

1個のキャスターに最大50kgまでの荷重に耐えられるため、5個で最大250kgまで対応可能。

現在はオフィスに限らず一般家庭も多く見られるキャスター椅子だが、フローリング床の場合はまず防傷対策が大切だ。

それでもうっかり傷やへこみを付けてしまった場合は、小さなものなら自分で補修してみよう。

しかし大きな傷やへこみなら、やはり頼りになるのはリペア業者だ。

躊躇するよりも、まずは相談してみることをおすすめする。

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東住リペアのトップリペア職人。フローリング、壁はもちろんのこと、扉の穴やサッシなどの金属類、高級スピーカーなども補修可能な関西でNO.1のスキルを持つ男。無料見積もりしますのでお気軽にお申し込み下さい。無料見積もりのご依頼はこちらより。

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